雨水貯留浸透桝
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31雨水排水の浸透・貯留処理については都市化や開発行為に合わせて各自治体の指導や設計事務所・各企業・又は個人の取り組みにより整備されてきています。しかし、浸透施設には設置状況に合わせたいろいろな方法があります。使用状況や管理方法においてどれが安全で適しているのか下記を参考にして下さい。浸透桝・浸透井戸(OKZ、OKZK、EW)一般家庭を基本に古くから使われている方法で建物の際等の設置も可能で設置場所を選びません。また、公園・工場・マンション等の設計において、高低差のある敷地や分割された土地でも無理な配管をしないで各所に配置することにより有効に処理できます。浸透可変側溝・浸透U字溝(OSZ、OKPUZ、OKUZ)造成工事や都市整備工事において、基本設計に可変側溝やU字溝がすでに配置されている場合があります。見落とされがちですが、その側溝を浸透型に変えることにより大きな設計変更をすることなく浸透桝や貯留施設の負荷を低減できます。大型貯留浸透BOX(OKZBOX)浸透桝の大型タイプで設置場所に制約がある時や造成地の道路下等、雨水を集約して処理する場合に適しています。またBOX内は広くメンテナンスにも優れています。雨水貯留浸透槽(プラスチック部材等)土壌の透水量が悪い場合や地下水位が高い場合、直下型の浸透桝や浸透井戸では設置自体無理があったり、数量が膨大で予算の面でも問題があります。この場合、貯留量の大きさや平面積での浸透処理が必要になります。商業施設・公園・グランドの地下に埋設できるので、地表面の有効利用が可能です。

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